読み物の一覧 · 同意

年齢と保護者

子どもの同意を誰から得るかは、法域ごとに年齢も仕組みも違います。年齢の線と保護者の扱いを並べ、自己申告の年齢で記録できることと、できないことをまとめます。

この局面

利用者が子どもかもしれない場面です。子ども向けのサービスでなくても、子どもが登録することはあります。同意を求める局面で利用者が子どもなら、同意を誰から得るかが変わります。

法域ごとの年齢の線

法域年齢の線同意を得る相手
JP個人情報の同意では、一般的に 12〜15 歳以下が目安です。具体的な年齢は、扱う情報や事業の性質で個別に判断します1法定代理人など1
JP(改正法)16 歳未満2同意や通知の相手を法定代理人とすることが明文化されました。2026 年 7 月公布、施行は公布から 2 年以内です2
JP(契約)成年は 18 歳です3未成年者の契約には、原則として法定代理人の同意が要ります3
EEA16 歳。加盟国は 13 歳まで下げられます4子どもに直接提供する情報社会サービスで同意に拠るとき、年齢未満なら親権者の同意または許可。確かめる合理的な努力をします4
UK13 歳5同じ形
US13 歳未満6規則がかかるサービス(子ども向けのサービスなど)では、子どもから個人情報を集める前に、確かめられる方法で保護者の同意を得ます6。2025 年の改正規則は 2025 年 6 月 23 日に効力を持ち、多くの項目は 2026 年 4 月 22 日までに対応する形でした7

日本では、個人情報の同意の年齢と、契約を結べる年齢が別です。規約への同意(契約)と、個人情報の扱いへの同意で、確かめる年齢が違うことがあります。

自己申告の年齢で記録できること

多くのサービスは、生年月日や年齢の帯を利用者に申告してもらいます。この記録が示せるのは、次のことです。

  • 利用者が、どの年齢の帯だと申告したか
  • その申告に基づいて、どの手続を通したか、または止めたか
  • どの版の年齢の線を使ったか

示せないのは、利用者が実際に何歳だったかです。年齢を偽って申告した子どもには、保護者の同意の手続が届きません。保護者の同意の手続をどれだけ厚くしても、年齢の申告が入口で偽られれば働きません。

子ども向けのサービスや、子どもが多く使うサービスでは、申告だけに頼らずに年齢を確かめる方法を、自社で選ぶことになります。

記録に残すもの

  • 申告された年齢の帯と、申告の日時
  • 使った年齢の線とその版(法域ごと)
  • 通した手続(本人の同意、保護者の同意、停止)
  • 保護者の同意を得たときは、その方法と結果

生年月日を全部残す必要があるかは、目的で決めます。年齢の帯と申告の日時で足りる場面では、生年月日を残さない設計もとれます。

Clavis の署名で記録するときは、申告された年齢の帯と、使った年齢の線の版を、署名の対象(ハッシュ)に含めます。Clavis は年齢を確かめません。記録できるのは、申告と、それに基づいて通した手続までです。

次の一手

出典

  1. 個人情報保護委員会 「個人情報の保護に関する法律についてのガイドライン」に関するQ&A(Q1-62) · 確かめた日 2026-10-10
  2. 個人情報保護委員会 令和8年改正個人情報保護法の概要 · 確かめた日 2026-10-10
  3. 民法 第4条・第5条 · 確かめた日 2026-10-10
  4. Regulation (EU) 2016/679(GDPR)第8条 · 確かめた日 2026-10-10
  5. Data Protection Act 2018 第9条 · 確かめた日 2026-10-10
  6. 16 CFR Part 312(COPPA Rule) · 確かめた日 2026-10-10
  7. Federal Register 2025-05904 Children's Online Privacy Protection Rule · 確かめた日 2026-10-10

奥付

版
第 1 版
公開
2026-10-12
署名
夏目.凛 · Passkey · 2026-10-12 04:58 JST · 署名ファイル · 原稿
刻印
sha256 QeTkXXAhJvwJFP38B75jUvwfsOKSMgHEhkR6LpffjaE
発行
DeepDive, Inc.

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